車検と保安基準:マフラーごとの考え方(保安基準適合・車検基準適合・サーキット専用)
2026年10月23日 GT-ONE / TAITEC

マフラーを選ぶとき、いちばん気になるのが「車検に通るのか」です。GT-ONE / TAITEC の商品ページには「保安基準適合」「車検基準適合」「サーキット専用」という言葉が出てきます。似ているようで、意味ははっきりちがいます。それぞれの意味と、車検で何が見られるのか、そしてどの商品がどれにあたるのかを、くわしくまとめました。
ひと目でくらべる
| 区分 | 車検のための条件 | |
| N1 マフラー Ver2 | 保安基準適合 | そのまま |
| F1 サウンドマフラー Ver7(チタン・ステンレス 4種類) | 保安基準適合 | サイレンサーと純正触媒を付ける |
| TAITEC GT102 | 保安基準適合 | 別売のインナーサイレンサーを付ける |
| TAITEC GT106・GT105 | 車検基準適合 | サイレンサーを付ける(車検対応品の証明書はありません) |
| TAITEC GT009 S-tai | サーキット専用 | 公道では使えません(触媒を外して取り付け) |
| F1 エキマニ Ver4・TAITEC GT011 | 車検に通ります | そのまま(触媒は付けたまま) |

3つの言葉の意味
保安基準適合:国が決めている車のルール「道路運送車両の保安基準」に合うように作ったマフラーです。決められた付け方をすれば、そのまま公道を走れて、車検にも通る、という意味です。
車検基準適合:車検で見られる基準に収まるように作ったマフラーです。ただし、「車検対応品」のような証明書は付いていません(くわしくは次の項目で)。
サーキット専用:サーキットで走るために作ったマフラーです。公道では使えません。GT-ONE / TAITEC では GT009 S-tai がこれにあたります。

「車検対応品」と「車検基準適合」のちがいは、証明書
マフラーの世界でよく聞く「車検対応品」は、JASMA(日本自動車スポーツマフラー協会)などの証明書が付いたマフラーのことです。
GT106・GT105 には、その証明書は付けていません。そのかわり、サイレンサーを付けると車検の基準の中に収まるように作っています。だから「車検対応品」ではなく「車検基準適合」と書いています。
車検では、検査員が実際の車で音量などを確かめます。マフラーの性能は証明書の有無で変わるものではありません。言葉のちがいは、「証明書が付いているかどうか」のちがいです。

車検で見られるのは「音量」
マフラーで車検にいちばん関係するのは、音の大きさです。「近接排気騒音」といって、決まった測り方で測ります。
車を止めてギアをニュートラルにし、エンジンを最高出力の回転数の 75% まで上げて、しばらく保ちます。そこからアクセルを離したときの、いちばん大きな音を測ります。マイクは、マフラーの出口から斜め後ろ 45 度・0.5m の位置です。
音量の上限(規制値)は、車が作られた年や車のつくりで決まっています。たとえば、平成10年の規制より前の車は 103dB、そのあとの車は 96dB(車両の後ろにエンジンがある車は 100dB)です。お使いの NSX の上限は、車検証の年式で確かめてください。

音量は、車の状態でも変わります
同じマフラーでも、エンジンや触媒の状態、マフラーの中の消耗で音量は変わります。サイレンサーを付けて使うマフラーは、車検のときにサイレンサーが付いていることが前提です。
最後に合否を決めるのは、車検のときの検査です。不安なときは、車検の前にお気軽にご相談ください。

NSX は「2010年より前の車」
2010年(平成22年)4月1日より後に作られた車は、交換するマフラーに「事前認証」(性能等確認済表示などの、決められた表示)が必要になりました。
NSX(NA1・NA2)は、それより前に作られた車です。そのため、この表示がなくても、車検で基準の中に収まっていればマフラーを交換できます。

公道では触媒が必要
公道では、触媒を付けることが義務づけられています。触媒は、排気ガスをきれいにするための部品です。
F1 サウンドマフラー Ver7 は、サイレンサーを付け、純正触媒と組み合わせることで保安基準適合になります。GT102・GT106・GT105 も、純正触媒の後ろから交換するタイプです。

サーキット専用:TAITEC GT009 S-tai
GT009 S-tai は、スーパー耐久で開発・実戦使用したレーシングマフラーです。触媒を外したときだけ取り付けできるため、公道では使えません。
専用のサイレンサーが付いていますが、音量を 103dB 以内に収めることを保証するものではありません。サーキットによっては音量の上限が決まっているので、走る前にそのサーキットの決まりを確かめてください。

エキマニは、そのままで車検に通ります
F1 エキマニ Ver4・TAITEC GT011 は、付けたままで車検に通ります。もちろん、公道では触媒を付けたままで使います。
エキマニとマフラーをいっしょに交換すると、パワーが上がり、音量が大きくなる場合があります。組み合わせで迷ったときは、ご相談ください。
まとめ:こんな方におすすめ
- そのまま車検に通したい方:N1 マフラー Ver2(保安基準適合)
- F1 サウンドで、公道も走りたい方:F1 サウンドマフラー Ver7(サイレンサーと純正触媒を付けて保安基準適合)
- 手の届く値段で、車検もという方:TAITEC GT102(別売のインナーサイレンサーで保安基準適合)・GT106・GT105(サイレンサーを付けて車検基準適合)
- サーキットを走る方:TAITEC GT009 S-tai(サーキット専用・公道では使えません)
- エキマニ(F1 エキマニ Ver4・TAITEC GT011)は、そのままで車検に通ります
- 公道では、触媒を付けることが義務づけられています
車検のことで分からないことがあれば、お気軽にご相談ください。お車の年式と、付けたいマフラーを教えていただければ、くわしくお答えします。


