NA1-NA2 NSXマフラーの完成形

高音と名高いVer4と、総合評価の高いver6の融合

形状から見る大きな変更点は、2次分岐の拡大化、さらに合流した部分における排気干渉の増大化を行い、より一層の高い音を出るような工夫を随所に行いました。さらに内部構造で見えない部分は丁寧に溶接し、無駄な排気干渉をさせないような匠の技をも取り入れました。

写真右 　

左右から綺麗に分岐され同じ50mmに流れをつくり、甲高いサウンドをここでも奏でることに成功しました。フェラーリのマフラーにも多く取り入れた手法で、ただし全体の排気抵抗を考えないと、スカスカなマフラーになりますので、そこは長年の経験、分岐下に流れるサブサイレンサーで調整されております。

メインサイレンサー 　

基本的な構造はVer1より継承されてきましたが、今回は中身の材質と構造を一新しました。それによりver6よりもトルクフルに仕上がりました。他社マフラーとはまったく違う次元になっており、研究に研究を重ねた結果が、この超高音マフラーにさらに変化しました。

写真右下　サブサイレンサー 　

Ver6とは一目瞭然です。ただの小さいサイレンサーではありません。丁寧に溶接された形状。周囲50mmにて溶接されていますが、ここのみ45mmにすることにより、トルクを出しながらメインサイレンサーへと排気を導かれます。まさにVer7の技術と経験がつまっています。

 

テールエンド部分 　

ここにも調整が加えられました。従来のストレートな構造をやめ、メイン50mmパイプから45mmY型パイプにて分岐させ、エンド50mmに戻すという凝ったつくりに変更しました。甲高いサウンドを誇張させるため、独自の形状になりました。じっくりみればわかる、丁寧な溶接に思わず管楽器という表現が当てはまります。もちろんですが、NSX後期用の純正アンダーには干渉しません。